シメメシ紀行⑲

佐賀にはミシュランを獲得したお店が12軒もあります。

佐賀ですよ。佐賀に。

政令指定都市以外では、日本で一番多い星の数。

私は佐賀を日本のサンセバスチャンと呼んでいるのであります。

 

そして、今日訪れたラーメン屋は、

なんとミシュランを断ったという。噂があるのです。

 

くすり博物館を後にして、吉野ヶ里遺跡公園に行く前に腹ごしらえ。

鳥栖市の隣に位置する神埼市にある「来来軒」。

交通量が多い街道沿いにあり、車で通るとスルーしてしまうほど目立たない外観。

以前のシメメシで訪れた際に、焼き鳥屋の大将から聞いた

創業50年を超える伝説のお店だ。

 

(未来軒~食べログ~)

https://tabelog.com/saga/A4101/A410102/41004091/

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味が出まくっている外観。

営業しているのかと、少し不安にさせてくれる。

いま東京でこんな風情のある顔を持つお店がいくつあるだろう。

歴史的遺産に認定できないだろうか。

 

政府は建物だけではなく、このような老舗もリストアップして

保存するような政策があってもいいのではないでしょうか。

50年続けたら「金婚式」みたいな感じで、

お店にとっての金婚式を授与してもよさそうだ。

佐賀県からの授与も検討して欲しいとです。

 

恐る恐る暖簾をくぐる。店内の空気が止まっている。

先客はなく、誰もいない。ほどなくカウンターの奥から奥様が登場。

奥様とはいえ、恐らく私のおばあちゃんと同世代。

いつまでも元気に働けるということはいいことだ。

いつもは大将がいるみたいですが、今日は不在の様子。

 

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さっそく、1種類しかない壁にあるメニューのラーメンをオーダー。

福岡文化の佐賀ラーメンですが、今まで麺の固さの希望を一度も聞かれた

ことはない。お店が一番美味しいと思うものを食べたい。これがいいのだ。

 

佐賀には、メニューがないお店や、1種類のみのお店が多い。

ミシュランも素敵なグルメガイドですが、そういうメニューの無いお店や

創業50年を超えるお店だけのガイドブックがあってもいいな。

なんて思っております。

 

一生懸命にラーメンをつくるおばあちゃん。

か細い腕ながら麺湯きりする姿がかっこいい。

スープを丼に注ぐ。なぜか2杯分ラーメンが作られている様子。

出前だろうか。

 

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ほどなくラーメンが登場。

塩や醤油の透明スープを見たことがあるが、

豚骨ラーメンにおいて、透明な澄みきっているスープを初めて見た。

さっそく一口すする。わお。今まで感じたことのない味。

スープは少しぬるめなため、口当たりがまろやか。

油も感じるようなものではない。

それでいて味がしっかりしており、意外と濃厚だ。

少し豚骨の獣の匂いががするが、それは嫌な匂いではない。豚骨の香りだ。

後味が尾を引く。どんどん飲めるスープ。

 

麺をすする。

とその前に、女将さんもカウンターの奥で麺をすすられていた。

ご自分の分も作られていたのですね。一緒にラーメンを食べる形に。

麺は少し中太のストレート麺。スープによく絡まり美味。

 

「どこから来たの?」

「東京からです。」

「よくね。県外から見えられるんですよ。来てくれてありがとね」

 

「・・・ズルズル」

目線を丼に落とし、すかさず麺をすする女将さん。

14時過ぎだったため、お昼のお客さんで、お昼を食べ逃したのでしょうか。

私(お客さん)が来るのを待って、2人分を作られたのでしょうか。

ほほえましくなる。

 

私の故郷であります、天草にラーメンの「亜壽多ラーメン」と

ちゃんぽん名店「名月」という大好きなお店があり、

そこには帰郷する度に、食べに行っているのです。

そこでは必ず並みを注文。

大好きだから大盛りを食べたいところなのですが、

少し物足りないくらいでお店を後にした方が、

また来たい。という気持ちが高まるためそのようにしているのです。

そんな気持ちになる、お店になるだろう。

 

とはいえ、私が心配することではないかも知れませんが、

御年を考えて、あと何年ラーメンを作り続けることが出来るのか。

この味をあとどれくらい食べられるのか。引き継いでくれる方はいるのだろうか。

スープも飲み干し一杯食べ終わり、満足感と寂しさが募っているのでありました。

 

「お会計をお願いします。ちなみにですが、ミシュラン断ったのですか」

キラー質問を最後にしてしまう。

「そうね。そんなこともあったかも。ひゃっひゃっひゃ」

笑顔で返された。愛くるしい笑顔。

「また来ますね」

出来ることならいつまでも続けて願ってやまないお店でした。

美味しい一杯をご馳走様。

日本で唯一。だろうかミシュランを断ったお店でした。

 

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ラーメンで大満足した気持ちで吉野ヶ里歴史公園に。

 

(吉野ヶ里歴史公園)

http://www.yoshinogari.jp/

 

平成元年。

それは突如として起こった。吉野ヶ里遺跡ブーム。

吉野ヶ里遺跡が新聞やテレビのニュースに取り上げられ、

全国的な邪馬台国ブームが巻き起こり連日連夜、

こちらの街には人が溢れ返っていたという。

そんな歴史ロマンに駆りたてられ、今でも多くの観光客が全国各地から訪れている。

 

駐車場に車を止める。思った以上に大きい。

駐車場と比例して、想像以上に施設が大きい。

なにかの神殿みたいなたたずまい。

 

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「遺跡」という名前から想像し、もう少しこじんまりしている場所かと

思いましたが、そうではな無かった。中に入ると、もうそこは一面広場。

推定延長2.5kmの壕に囲まれた日本最大級の規模の弥生時代の環壕集落跡。

この中からは、多数の住居跡、高床倉庫群跡、3,000基を超えるかめ棺墓、

弥生時代中期の王族の墓である墳丘墓などが発掘されております。

 

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広大な敷地は4つに別けられており、

入口ゾーン、古代の森ゾーン、環壕集落ゾーン、古代の原ゾーン

弥生時代のテーマパークなのです。

「佐賀県のUSJやぁ」なんて

弥生時代っぽい名前の彦磨呂さんの言葉を借り

例え大声で叫んだところでも、誰も振り向かないほど広かった。

 

何も無いのがかえって、当時の生活環境に放り込まれたような

タイムスリップな気持ちになり楽しいのである。

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竪穴式住居に入り、あれ、意外と快適じゃんと思ったり、

物見やぐらで夏昼寝したら快適だろうなと思ったり。

また資料館も充実しており、しっかり見て回るのには、半日は必要な気がしました。

 

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さらに、古代人のお仕事であったであろう、

「勾玉づくり」や「火おこしの体験」、土日限定では鏡や銅鐸など、

吉野ヶ里遺跡にちなんだものを製作するプログラムもありますので、

時間をたっぷりとって行くのがお勧めです。

 

こちらの園内を回るのは、どれくらいかかりますか。

スタッフの方に聞いたところ、最低でも半日はかかりますよ~。と。

やっぱり。

ちなみに、年2回、こちらの竪穴住居で宿泊体験が出来るという。

平日にもして欲しい。夏は火お越しをして自炊も出来たり出来たら最高だな。

ぜひ、今度は夏の宿泊日に訪れ、一晩を過ごしたいと思ったのでした。

 

続く。

 

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